剪定と背伸び

春の陽気に庭の草木がぐんぐんと伸びてきました。今年も剪定行事です。

と言っても素人が行うもので、草木には申し訳ないと思いながらも切らせていただいています。

1年前に強めの剪定を行ったので今年元気に成長してくれるか心配なところもありましたが、そんな思いも何処やら。ぐんぐんと成長してくれました。

今までは高さだけ立派だった木が、今年は地面近くの枝からも葉を出し、なんだか安定していてどっしりした姿に見えました。

見せかけの大きさではなく、それぞれにしっくりくる枝を伸ばして、花を咲かせている姿のほうがどんなに魅力的なことなのかと感じさせられた春になりました。

草木だけでなく、私達も。

一見立派に見えるけど、不要な背伸びで伸ばしてきた枝。その枝を支えるための幹は毎日ギリギリのところで耐えている。それではいつか枯れてしまう。

自分らしい木に成長して、強い日差しも、温かな日差しも、冷たい雨も、優しい雨も、逆風も気持ちの良い風も成長の糧に感じたいですね。