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アポトーシス 別れ

今日はOfficial髭男dismさんの「アポトーシス」という楽曲について。


「アポトーシス」の意味は、「個体の組織の成長過程で、あらかじめ予定されている細胞の死。細胞が構成している仕組みをより良い状態に保つため、細胞自体に組み込まれたプログラム。細胞の外から与えられた何かしらの障害によって壊れた細胞死である「ネクローシス(壊死)」の対義語となります。※より深い理解のための知識は皆様にお任せします。


以前も、Official髭男dismさんの楽曲に触れましたが、またまた心が持っていかれてしましました。これはもう立派なファンなのでしょうか💦。

歌詞にも、音楽にも、声にも、ミュージックビデオにもそれぞれから届くものがありますのでよろしければぜひそちらに触れてみてください。



心臓の鼓動をイメージしたようなイントロから入り、歌いだしは『訪れるべき時が来た。もしその時は悲しまないで ダーリン』と始まります。

楽曲の中での『訪れるべき時』は、「年齢を重ね愛し合ってきた2人に近づく死による別れ」を表しているのだと思われますが、この楽曲にはきっとそれだけではない別れを含む運命や時の流れのようなもの、その全てが含まれると勝手ながら解釈しました。


そして、

『こんな話をそろそろしなくちゃならないほど素敵になったね』

『恐れるに足る将来にあんまりひどく怯えないでね ダーリン』   と続きます。


『こんな話をそろそろしなくちゃならない―』と死が身近なものとなった2人。切なさや悲しさを感じさせる表現の後に、『―ほどに素敵になったね』と繋がります。この世に命を授かりここまで生きた「私たちのたましい」は、生物学的な身体の衰えとは全く逆に、今とても輝いているように感じました。


自分の死や、大切な人との死別後の世界は、大体において受け入れがたく恐れを感じるものだと思います。それでも『あんまりひどく怯えないでね ダーリン』と続く歌詞は、「この先に不安や恐怖がないといったら嘘になるかもしれないし、その感情を否定するつもりもないよ。でもあんまりひどく怯えないでね。こんなに素敵になった私達だもの、きっと大丈夫よ。」と互いの心を抱きしめ合っているように聞こえてきました。


大切な人との別れは、この楽曲のストーリーのように予期できるものや少しでも準備ができるものもあれば、気づけなかったもの、急に訪れるもの、様々あると思います。


それらの別れを「アポトーシス」と捉えるのであれば、自分のたましいを精一杯生きる為、本来の自分らしく生きるための成長の過程に訪れた別れ(自然死)であり、生まれながらに私達の細胞に仕組まれたプログラムである「光」によって導かれた出会いと別れ・・・。


寂しいけど、悲しいけど・・・再生や成長を目的としない細胞の死、終わりや真っ黒な世界をイメージさせるような「ネクローシス(壊死)」とは違うんだ!と。


であれば、

「私を精一杯生きる」という目的において、あなたと私は永遠に繋がっている。


まだ、曲の冒頭なのですが、長くなってしまいましたのでここまで。

 
 

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