ご質問 その1「カウンセリングの頻度」について
- 蓮薫のひなたぼっこ

- 2021年6月30日
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「ひなた」でのカウンセリングは「成長のためのカウンセリング」を目的に、現在医療機関での治療を受けておられない方を対象としております。または、精神科や心療内科に受診はしていないものの、ギリギリのところでご連絡をいただき、自分の問題に勇気を持って向き合う(成長)ためにお越しいただいている方もいらっしゃいます(もちろん、必要に応じて病院の受診を勧めさせていただく場合もあります。)
その為、精神疾患を抱えた方への治療的なカウンセリングとは異なりその頻度は、ご利用者の「成長したい」という思いに軸が置かれています。
ですので、カウンセリングの頻度も、その意味合いも、人それぞれとなります。
現在、精神的に不安定な状況にあり治療的意味合いが高い場合のカウンセリングでは、ご本人も必要性を感じておられるためカウンセリングの頻度は当然多くなります。そして、表面的な問題が落ち着くにつれてその頻度も変化していくことになります。その後は、定期的なカウンセリングを卒業される方もいらっしゃれば、成長に重きを置いたカウンセリングへと継続的にご利用いただく方もいらっしゃいます。
一方、成長のためのカウンセリングを主とした場合にはカウンセリングの頻度や意味合いも異なります。初回カウンセリング後の次回カウンセリングについては、治療的カウンセリング同様2~4週間以内のご予約をお勧めしています。その後は月に1回程度以上のカウンセリングを一定期間以上継続することをお勧めしています。
しかし、その頻度は個々によって異なってきます。
「成長のためのカウンセリング」の頻度と継続性の意味合いは、体質改善のための食事・筋トレのイメージと似ているのではないかと思います。体質改善を始めたばかりの時期に次回までに1ヶ月、2か月と空いてしまうと、せっかく付けた筋肉は落ち食事療法による変化も感じられずに経過してしまいます。
「根本的な変化(本来の自分らしく生きるための成長)」を目指すには、自身の体質変化(成長)を継続、維持するための生活(生き方)が自然なものとして感じられるところを目指していきます。
現在の自分に合った筋トレメニュー、食事メニューを決めるように、カウンセリングの頻度についても現在の自分に合ったペースを見つけることが大切となります。
ですので、カウンセリングの間隔が狭いことが「状態が悪いこと、成長していない」、カウンセリングの間隔が空いていくことが「状態が良いこと、成長した証」といったような単純なものさしにはなりません。
「筋トレが好きで楽しい、強度を上げて鍛えたい」と思えばカウンセリングの頻度が多いことが自然であり、「今を維持する、筋トレは苦手、食事制限も厳しいのは続かない、でも必要だとは思っている」となればカウンセリングの頻度はやや緩やかなものになることも自然です。自分に合ったペースを維持しながら臨機応変、自在に頻度も変化することも大切となります。
